盆栽の生産とともに歩み発展しつづけてきた“鬼無”は世界でも類い稀な大生産地です。
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盆栽は、植えてから年数がたつにしたがって、鉢の中の根が多くなり、水を通しにくくなったり、用土の粒が次第にくずれ、保水性、通気性が悪くなります。そうすると、幹は次第に活力を失って、生育不良とか枝枯れなどを起こすことになります。
そこで、伸びすぎた根を切り取って整理し、新しい用土で通気性や保水性を良くし、新芽をよく伸ばすために植え替えをします。
3年から5年おきに植え替えをします。若木とか養成中の樹では間隔を少し短くします。なお、用土に目づまりがおこれば、なるべく早い時期に植え替えます。
一般には、春の彼岸頃を中心に、3月~5月頃が適期です。
なお、植え替え適期まで待つと生育不良がはなはだしくなるような場合には、表土付近の用土を取り替えたり、鉢底に粗い用土を入れます。また、鉢土全体が目づまりした時は、底から竹ぐしなどで突き刺して排水をよくします。
一般的には3mm~5mmの山砂で、みじんを抜いて水洗いしたものに、硬質赤玉土を、2割程度混ぜたものを使用します。東日本では赤玉土を多めに、西日本では山砂を多めに使用します。
古い土を竹箸などでほぐし、伸びすぎた根を3分の1ほど切りつめます。
なお、太い根の切り口は幹に対して斜め下向きに切りつめます。
鉢合わせの後、鉢底に大粒の用土を入れ、上に作り土をやや中高にいれ、位置を決めて植え込みます。その後、作り土が細根の間に十分いきわたるようにします。最後に化粧土で仕上げます。
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